いい音って何だ?

ディスクユニオンで邦楽のコンパクトディスクの棚を物色中、一際目立つ背表紙が目に入る。

PSY•Sが1989年にリリースした5作目のアルバム『ATLAS』。

初回限定版ボックス仕様の外箱が、奇跡的に良いコンディションで置いてあった。

「ファジィな痛み」が聴きたくて、購入。

当時よく聴いていた一枚。

初回プレス分を買ったはずだけど、何処へ行った?

久しぶりに聴いてみて最初に驚いた事は、音が良い事。

この時代のコンパクトディスクはこもった様な音が多く、音質については残念な事が多い中、とてもクリアで音の強弱や響きが心地よい。

この時代はダイナミズム重視で、その後の音圧高めの音と比べると、音の迫力に欠ける様に感じてしまう傾向があるけど、音の表情は豊かに感じられる。

最近の音の鳴り方は、音が立っていてガツンと前に出て来る感じでインパクトはあるんだけど、ずっと聴いてると疲れてくる。

心地よく聞く為には、高揚感のあるデジタルビートよりも、ダイナミズムを感じられリラックス出来る音の鳴り方が私的には好み。

いい音って何だ。

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ゆりかごの様に

好きな曲が入っていたので購入したコンパクトディスク。

カーペンターズを初めて聴いたのは、小学生高学年の頃か。

中学生になって洋楽を聴き始めた4歳年上の姉の部屋から、いろんな音楽がラジカセから流れていた中に、カーペンターズがあった。

カーペンターズの特徴は何といっても、カレンの歌声である。

代表曲は沢山あるけれど、私的には「動物と子供達の詩」(原題:Bless the Beasts and Children)が一番好き。

カレンの歌声を''アメリカ最後の良心''と表した人がいたが、確かに彼女の歌声を聴いていると安心する。

慈悲と愛に満ちた歌声、今のアメリカが失ったものがここにはある様な気がする。

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就寝前に

グラノーラだったり、カレーやさまざまなスープ、いろんな料理を食する時に使ってる。

時には調理中に料理をまぜるのに使ったり、器に盛ったりする時に使っている木のスプーン。

そう、大活躍中なのである。

6年前に使い始めて、ここ1年前くらい前から先端のささくれが気になる様になってきた。

気づいたら先が割れているのもある。

使った後は水の中につけっぱなしにする様な事しないし、洗った後はすぐに布巾で拭いて乾いてから仕舞ったりして、大切に使っていたつもりだったけど。

最初は5本あった物も、気づけば4本になっていた。

どこへ行った?

寝る前にオリーブオイルを塗って、延命処置を施す。

今は塗ってすぐでツヤツヤしてるが、一晩経って馴染んでくれたらいいが。

いつも使っているのに、メンテナンスするのに1年以上かかってしまった。

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新たな発見

また素敵なお店を見つけてしまいました。

自分好みのお店に出会った時は、至高の喜びなのです。

先日ポストに入っていた地域のフリーペーパーで、美味しいお店を何軒か紹介してあって、そのうちの一軒が気になって小さなバイクで出掛けた。

小1時間くらいで目的地のお店に到着。

川沿いの何とも可愛らしい形の建物の駐車場には、たくさんの車が止まっていた。

ドアを開けると、店内はお客さんで満席!

人気店みたいだったので、時間をずらしてきたつもりだったけど、先日のフリーペーパー効果で増し気味?

店内入り口にあった椅子に腰かけて待たせてもらった。

思ったより小さな店内。

でもそれが何とも言えぬ素敵な雰囲気を醸し出している。

店主は音楽好きなのだろう、たくさんのポスターが貼ってある。

平日の昼下がりの時間帯で満席なのだから、ランチのピークタイムはさぞや忙しい事だろう。

初老の女性が、店内を忙しく動き回っている。

厨房の方からフライパンを振る音が聞こえてくる。

30〜40分くらい待っただろうか、空いた席に案内される。

お店で一番人気のメニューをお願いした。

改めて店内を見渡す。

エルヴィスに初期のビートルズのポスター、クールスのポスターもある。

店主はロックンロールが大好きみたい。

料理が運ばれていた。

デカい!

思っていたよりデカい!

ナポリタンとピラフ、2皿分の料理が1皿に盛ってある感じ。

そして美味い!

ケチャップ多めの好みの味付け。

口の周りがケチャップまみれになるやつだ。

ピラフの塩加減もいい感じ。

あー幸せ。

美味しくいただいていたら、厨房から店主が登場。

白髪のリーゼントがカッコいい。

どうやら夫婦で営業されているようだ。

長いピークタイムも過ぎた時間帯、店内は常連さんがほとんどのようだ。

女性の方は、お客さんと楽しげに話されている。

常連さんからすると、「ただでさえお客が多い店だから、お店の紹介とかされると益々客が増えて困るじゃん!」なんて声が聞こえてきそうだけど、わたし的にはフリーペーパーに感謝!感謝!

お店を後にした後は、ディスクユニオンに立ち寄って、今はロイヤルホストでパフェを食べながら、ブログを書いている。

数日前から、今日の行動は計画していた事。

思いっきり胃袋を甘やかせてやろうと決めていたのだ。

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写真のチカラ、アルバムのチカラ

写真って今はほとんどiPhoneで撮る事が多いけど、その数は増える一方だし、10年以上前の分から保存されているから、記憶を辿ってお気に入りの一枚を探し出すのは大変な作業。

フォルダ分けもやってるけど、直感的にすぐ探し出せるって感じではない。

時々、この画像データが全て消えてしまったら・・・なんて不安に思う。

バックアップは時々したりするけど、何処に保存したのか、さもするとバックアップした事自体を忘れている事がある。

 

「人は撮った写真を見返す為に写真を撮っている」

 

先日行った写真家である浅田政志さんが、講演会の中で語られていた言葉。

浅田さんは災害時のボランティアに行った際に、写真が持つ力を強く感じられたとの事。

 

フィルムカメラ時代は普通に現像してもらっていたものが、デジタル時代になるとプリントしなくなった。

誰かと一枚の写真について、思い出話しに花を咲かせるって事も少ないと思う。

浅田さんは携帯電話の中の画像を、プリントされる事を勧められる。

毎年12月5日はアルバムの日になるらしい。

その年のお気に入り画像を10枚選んで、プリントする事。

そしてその写真はアルバムにするのもいいけど、お菓子が入っていた様な缶の容器に入れるだけでいい。

もしもの時に容器が中の写真を守ってくれるかもしれないとおっしゃる。

10年も続ければ缶の容器の中に、たくさんの思い出が詰まったものが出来上がると。

 

私もこれから月に1度くらい、1年分づつその年に撮影した写真を選んで、プリントアウトしていきたいと思う。

今年の12月頃には10年分が出来上がる計算。

もう写真を入れる容器は決めている。

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いただきもの

冷凍庫から明太子を取り出し、必要な分だけジップロックに入れて、流水で満たしたガラスボールの中に入れて解凍する。

小皿の中にバター・醤油・マヨネーズを入れてかき混ぜる。

お湯が沸いたので、パスタ麺を入れていた容器にお湯を注ぎ、電子レンジの中へ。

600Wで3分間。

私はパスタ麺は電子レンジで茹でる派。

時間短縮出来るし、洗い物も減らすことが出来る。

思いのほか、もちもちに仕上がって美味しい。

コツは茹でてすぐに、トングを使ってよくかき混ぜること。

ガラスボールの中にパスタ麺・小皿のソース・明太子を入れてよくかき混ぜると、明太子スパゲッティの出来上がり。

大きめのお皿に盛って、海苔をたくさん振りかける。

青海苔の磯の香りが口いっぱいに広がり、もちもち麺に明太子の風味が絡まってとても美味しい。

明太子は、年越しの時遊びに来た子どもの友だちからの九州のお土産。

青海苔は先日遊びに行った親戚からのいただきもの。

ありがとうございます。

とても美味しくいただいております。

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fruitful days

横須賀の親戚の家にお泊りした帰り道、最寄りの駅を降りてコンビニエンス・ストアで荷物を受け取る。

出掛ける前に注文していた原田知世の新譜。

新譜と言っても、2022年にリリースされたレコード盤。

最初にコンパクトディスクでリリースされて、少し遅れてレコード盤が発売されたと記憶している。

初めて音源を聴いた時に、この音はレコードで聴きたいと思って探したけど、その時は無かったのだ。

その後の発売の情報に気づかず、先日それを知ってあわてて注文した。

レコードはコンパクトディスクの様に再プレスが容易ではないので、売り切れたら手に入れるのが難しくなってしまう。

 

翌日の日曜日の朝、ターンテーブルに針を落とし音が始まるのを待つ。

一曲目の「一番に教えたい」は作詞:高橋久美子、作曲:伊藤ゴローによる、とても素敵な曲。

2022年のオーチャードホールでのライブや、同年の東京国際フォーラムでの「ともよ祭」が思い出される。

レコード盤の良さは音だけには限らない。

気に入ったレコードをお店で買って、どんな音が鳴るんだろうと思いを馳せながら、レコードを小脇に抱えて家路を急ぐあの感じ。

ジャケットから盤を取り出し音が鳴り出すまで行う、儀式めいた行為。

スピーカーを前にしてリラックスしている自分。

今はライナーノーツに目を通している。

2曲目の「ヴァイオレット」は作詞・作曲共に川谷絵音によるもので、原田知世との組み合わせは不思議な新鮮さを感じさせる。

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そうやっていると、玄関のチャイムが鳴った。

ドアを開けて、鮮やかな黄色のビニールに包まれた荷物を受け取る。

黄色の梱包物を開けると、韓国から送られてきたNewJeansのコンパクトディスクだった。

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ハニちゃんバージョンでした。

ホントはミンジバージョンが良かったなんて言わない。

韓国のコンパクトディスクは写真集やシール等、おまけがいっぱい。

あー!いやー!サイコー!