端際

友だちから電話があった。

打ち合わせ中だったので、後で連絡しようと思ってスルーしていた。

しばらくしてもう一度電話がある。

昼間に電話があることはあまりなかったので、何かあったのかと思い今度は電話を取った。

 

大変なことになってしまった。

先ほど最大震度7の地震が起きてしまった。

10年前も同じクラスの地震が発生している。

今回あの揺れは体感していないが、どのくらいのものかは想像がつく。

思考が追いつかないが、家族にも少しづつ連絡が取れた。

親しい友だち何人かとも連絡が取れたが、みんな一様に動揺していた。

帰宅した後はテレビに釘付けになる。

同じ情報が繰り返されるだけで、やきもきする。

よく行っていた商業施設が映し出され、外部が激しく損傷している。

そしてその映像は、爆発が発生した事によるものだとわかった。

大変なことになってしまった・・・。

遅い時間まで連絡を取ったり、テレビを観ていた。

なんだか苦しい気持ちになってきたので、テレビを消して情報収集を止めた。

日付が変わる頃にベッドに入る。

今回私は離れた場所に住んでいて被災したわけじゃないので、あの恐怖や絶望感は体験していない。

体験しなかったことに、少しずつ罪悪感に苛まれている。

そんなことを感じても仕方がない、意味は無いとはわかっているのだが、気持ちを拭うことはできない。

テレビを観ていた時、10年前の地震が蘇り、目の前の視界が狭くなり、息ができないような感じになってきた。

「これがフラッシュバックというもの?」って思った。

 

夏至のあとは

夕方仕事が終わってからバイクに乗って、運送会社まで荷物を受取りに行く。
最近夕方の雰囲気が、夏の終わりを感じさせるような気がします。
実際に夏至は過ぎており、日没は毎日早くなっているはず。
短い夏を惜しむようにそのままバイクで出かけた。
夕張市方面に向かいましたが、しばらく走ると霧が出ていて寒くなってきた。
ジャケットを着ておくべきだった。
陽が沈むまでは家に帰らないと、と思いながらもまだ折り返しまでは来ていない。
夕張川を越えたら霧も晴れ、川端付近では夕陽がきれいに見えてきました。
家の近くで馬追山の向こうに太陽が完全に沈みます。
大丈夫、もうしばらくは明るい。
暗くなる前に帰り着いた。

帰宅して受け取った荷物を開封します。
子どもから送られてきたものです。
沖縄に遊びに行った時のお土産と、今年の梅で作ったジャムとシロップが入っていた。
ありがとう。
美味しくいただきます。

 

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歌志内市へ

昨晩はシャワーを浴びた後、ベッドに入って30秒後には眠りについていたと思う。

今日は8時間くらい寝た。

朝からとてもいい天気。

身体の疲れも取れていたので、バイクで出掛けることにした。

10時半過ぎに富良野方面に向けて出発。

三笠市を経由して芦別市に入った後左折するわけだが、あまりに富良野方面へ向かう車が多くて歌志内市の「悲別ロマン座」跡を目指すことにした。

気持ちのいいワインディングロードっていうわけでもなく、よくある田舎道を走った。

「悲別ロマン座」は現在使用されておらず、とても静かな場所。

何だか切ない気分になってくる。

 

「道の駅うたしないチロルの湯」に移動。

手前にある施設が生まれ変わっていてビックリ!

2年前に来た時は何もない廃墟感すら漂う建物だったのに、とってもオシャレな空間になっていた。

去年の春にリニューアルしたみたい。

歌志内市の行政もこのままだとヤバいと思ったんだろう。

賑わってほしいと思う。

歌志内は住んでる人も少ないし、特別何かあるわけじゃないけど、好きな町。

バイクで行くにはちょうどいい距離感だし、夏の間にもう一度訪れたいと思う。

 

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夏の北海道 其の六

今朝も道の駅スワン44根室にて目覚める。

さて今日はどうしよう。

海沿いの道東は、今日からずっと霧が出ている。

霧多布岬行ったって景色は望めないし、とりあえずこれからは方角だけは家の方に進んで行きたいと思う。

厚岸町を目指して出発したものの、まだ6時台。

どこのお店もやっていない。

時間を弄んでいたので、霧多布岬の標識を見つけた途端、ハンドルを海に向かう交差点を左に切ってしまった。

霧で全く見通しが効かない岬付近の駐車場には、たくさんの車が停車していた。

今日は晴れるとも思えないし、みんな何をしているのだろう?

先を進みまだ目覚めて間もない厚岸町はそのまま通過して、ナビには大樹町とだけ打ち込んで、何となく進んでいる。

釧路も通過して白糠町に入ってしばらくすると、道の駅の標識を見つけたので休憩することにした。

どうやらオープンしてから、そう経ってない感じ。

シャワー施設にコインランドリーもある!

エッ!サウナまで⁉︎

キャンピング・カーや、車中泊する人たちには素敵すぎる施設です。

シャワーを浴びて、溜まっていた洗い物を選んで洗濯機をスタートさせた。

終わるまで2時間要するので、ここでゆっくりしたいと思う。

館内は飲食店も充実しているし、各地の特産品や本まで売ってある。

キッズスペースもあったりと、長い時間快適に過ごしてもらえるような、そんな工夫がしてあるように感じた。

洗い物が済むまでの間、海が見渡せるカウンターで本を読んだり、海岸沿いに歩いてのんびりと過ごした。

町のことを調べていたら、近くに老舗のレストランがあるようだ。

ピーク時間は外せたので、店内はゆっくりとしていた。

ハンバーグと海老フライが乗った定番メニューを選んだ。

海老フライがプリプリで美味しい。

すっかり白糠町のファンになってしまった。

また必ず訪れたいと思う。

さてまたルートを考えていたら、"黄金道路"の存在を思い出し、浦幌町、広尾町と進む。

黄金道路を知ったのは私が高校生の頃。

最初は景色が素晴らしい輝くように美しい道路と思っていたが、実際は建設費が黄金を敷き詰めるほど高かったことが名前の由来になったと後から知った。

この黄金道路で不思議な自然現象に出会す。

昼過ぎに通過したが、その日は晴れているにもかかわらず、海沿いは霧が発生していた。

俗に言う「海霧」ってヤツだ。

蒸し暑かったので車内はエアコンを使用していたけど、海霧と相性が悪いみたいで、トンネルに入る度に外側のフロントガラスが真っ白になる。

ワイパーを使っても、一瞬だけクリアになるけど、すぐに真っ白になる。

晴れているのにワイパーは動きっぱなしという状態になった。

海霧を浴びた車の窓ガラスは薄い膜を張られたみたいに、油っぽい汚れを感じた。

えりも町で日暮れを迎え、しばらくそのまま休んでいたが、この場所では眠れないと判断してもう少し先まで夜の北海道を走ることにした。

夜の道路を車で走ることはあまりない。

鹿の飛び出しが怖いし、人里離れた場所を走るのも多いので夜の走行は控えてきた。

まだらに霧が発生していたりして、気が許せない。

無料高速道の日高自動車道を走ってから厚真で降りて、安平町の早来までの区間、すれ違った車は4〜5台程度。

高速道路を降りた後は自分の車の灯り以外は、人家はもちろんのこと、人工的な灯りは一切なくとても不安だった。

23時58分。

日付が変わる前に家にたどり着いた。

やはり物事は無理をしないのが一番だと思う。

 

ただいま。

 

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本日の走行距離 514km。

累計 1710km。

 

総給油量 158.8L。

燃料費 25860円。

平均燃費 10.7L。

夏の北海道 其の五

道の駅スワン44根室にて目覚める。

ここは風蓮湖沿いの道の駅だ。

しかしながら霧がずっと出てきて、昨日から何も見えない。

それにインターネットに接続出来ず、何の情報も得ることが出来ないので、昨日は早々と寝てしまった。

さて今日は"JR花咲線"に乗る。

今朝も曇っているし、ずっと霧が出たままだし、景色は望むまでも無いのだけれども、何といっても「地球探索鉄道 花咲線」である。

片道約2時間半のローカル線の旅である。

根室駅から釧路駅までは旅は、始発の8時27分に乗車した。

戻りの釧路駅から根室駅は13時40分の便に乗車予定。

定刻に根室駅を出発。

始発駅で乗車したのは10人程度。

車窓からの景色は霧で森が包まれた真っ白な世界。

眺めがいい場所にきたら徐行運転してくれるのだが、真っ白なだけで何も見えない。

しかしながら楽しく無いわけではない。

むしろ幻想的な世界が続いていて、神秘的である。

流石「地球探索鉄道 花咲線」と感心してしまう。

でも次回は天気がいい時を選んで来ようなんて、乗ってる先から考えている。

先ほどからやたらと警笛を鳴らしている。

踏切前では警笛?

なんて思っていたが、そんなことはなく、野生動物が多いのだ。

車窓からは何頭も鹿を見た。

長い警笛を鳴らしたと思ったら、車両が緊急停止。

運転手から「鹿との接触を避けるために停止しました。車両点検のため、しばらく停車します。」とアナウンスがあった。

5分ほどの停止の後、厚岸駅まで低速運行は続いたが、さほどダイヤの乱れに影響はない程度だった。

終着となる釧路駅は大きな駅だった。

建物自体は古さを感じるが、立派な佇まい。

駅前の大通りを歩くこと15分程度。

釧路の名物らしい"スパカツ"をいただく。

お店の雰囲気、店員さんの感じ、味とすべてが昭和チックでうれしくなってしまう。

駅に戻る大通りをスキップしたくなるほど。

13時40分、釧路発根室行きの花咲線。

どのような表情を見せてくれることか。

 

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本日走行 32km。

累計 1196km。

夏の北海道 其の四

道の駅かみしほろで目覚め、これから先を考える。

今北海道は全道一帯に低気圧が停滞しており、雨が続いている。

なんとなく道東方面に行こうと思ってはいたが、雨降りの中に野付半島や春国岱は歩きたくない。

岬も雨の中行っても霧が出て景色は望めないだろう。

あれこれ考えていたら、清里町に知人がいたのを思い出し、ちょっと訪ねてみることにした。

足寄町から陸別町へ進み、右に折れて交通量の少ない道へ。津別町から美幌町に出た。

思ったより晴れ間が出ている。

大空町の案内標識を見て立ち寄ることにした。

"メルヘンの丘"というのがあるらしい。

なるほど絵本の世界のような風景。

午前中には清里町に着きたかったので、再び車を走らせる。

風呂に入って、清里町の道の駅で仕事をしている知人を訪ねた。

今日はスイーツを作る厨房ではなく、店舗で接客をされていたので、少し話すことができた。

突然の来店にびっくりされてる。

清里町ではじゃがいもの焼酎が有名らしい。

町だけ限定の瓶がお得であると勧めてもらったので、樽につけて少し琥珀色した焼酎をお土産に買っていくことにした。

先ほど根室の先の方にあるレストランに予約した。

夜の部が17時半からだったので、開店と同時に行こうと思う。

何だか遠回りしている気もしたが、無事根室に入って時間に余裕があるので、納沙布岬まで行くことにした。

しかしながら霧が出ていて、何も見えない。

灯台も近くまで行って一番上がやっと見える程度。

そしてやたらと風が強く、寒い。

早々に車に戻り、予約しているお店の近くに、第二次世界大戦時の戦争遺産であるトーチカがあることが分かり、見学に行った。

人の気配がしない、とても寂しい場所にある。

すぐ近くの海岸沿いをしばらく歩いたが、寂しいだけだったので車に戻った。

後で分かったが、海岸線沿いは熊がよく目撃されているので、十分気を付ける事となっていた。

さて、食事の時間である。

今回の旅で一番楽しみにしていたことのひとつ。

思い切り楽しんだ。

そして夢のように美味しかった。

今日も一日楽しんだ。

道の駅に到着したらすぐに寝ようと思う。

 

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本日の走行距離 403km。

累計 1164km

 

 

夏の北海道 其の三

道の駅びふかで目覚め、トロッコ列車に乗るべく8時過ぎに出発した。

以前動画で観たのが楽しそうだったので、自分も体験したくなった。

北海道は他にも廃道を利用したトロッコ列車があるのだろうか?

目指す「トロッコ王国美深」は 、"日本一の赤字ローカル線"として全国にその名を知られ、昭和60年に廃止された旧国鉄・美幸線。

その跡に平成10年からトロッコが運行しているそうです。

公式ウェブサイトの説明は続きます。

"本物のレールの上を白樺や木々のトンネルをくぐり、渓谷の合間や野原を風を切って走るエンジン付のトロッコ。

往復10キロ(約40分)自らの運転で走ることができるテーマパークは、全国でもここだけです。"

我ながら今回のチョイスは素晴らしい!

 

起点である旧仁宇布駅敷地内には、枕木と木製の電柱を柱に使用した古いローカル線の駅舎を模した建物があり、当時の懐かしい雰囲気が再現されている。

エンジン付きトロッコは 推定最高速度は約20km/hくらいだけど、オープンスタイルとガタンゴトンというジョイント音の響きが、かなりのスピード感とスリル感を醸し出しています。 

清流のせせらぎと白樺の緑のトンネルを縫うように走る鉄路は、最高に気持ちよかった。

これから上士幌町くらいまで移動する予定で考えていて、ナビがオススメで案内してくれたルートより、30分程度遠回りになる山間部ルートを選んだ。

ほとんどすれ違う車もない、民家もほとんどない裏ルートみたいな感じだ。

下川町を通り、愛別町で"豚角煮定食"を食べ、層雲峡を通って三国峠へ。

2年前にも寄った峠にある「三国峠cafe」のコーヒーがとても美味しかったので、再び立ち寄った。

お店の雰囲気が好きだし、店主さんのコーヒー好きが伝わってくる接客もうれしい。

もちろんコーヒーも。

今回も今日飲んだコーヒーと同じ珈琲豆を、お土産に買った。

タウシュベツ川橋梁展望台に立ち寄り、「道の駅かみしほろ」に到着したのは15時半過ぎ。

木陰に車を停め直して、バックドアとスライドドアを開けて、全ての窓を開放して昼寝をした。

 

本日の走行距離 268km。

累計 761km。

 

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