雨の夜の訪問者

午前6時過ぎ自宅を出発して、水戸街道、環七通り、川越街道、環八通り富士街道に入り、マクドナルドを見かけたので、バイクを降りて朝食を済ませた。
基本的には青梅街道をまっすぐ進めば奥多摩に行けると思っていたが、今回は朝の渋滞を避けるべく、ナビの指示通りに走ってきた。
この後は青梅街道を進むようになっている。
この先目的地である湖畔の公園中のキャンプ場迄は、まだ50km以上ある。
テントに自炊用品、食料に衣服と、満載の荷物をカブに積んできた。
のんびりとしたスピードが気持ちいい。
時折遭遇した渋滞も緑が多くなったらなくなり、出発から5時間ぐらい経過して奥多摩に到着。
前日から予報されている雷注意報が気になっていたが、なんとか雨が降り出す前に到着出来てよかった。
受付時間まで少しあるので、近くのレストランでランチを済ませ、辺りを散策して過ごした。
テントを張り、シャワーを浴びてベンチに座っていたら、雷鳴が聞こえ始めた。
黒くて分厚い雨雲が辺り一面を包み込んだと思ったら、大きな雨粒が空から降ってきた。
それはやがて大きな雨となり夜まで降り続いた。
テントの中で過ごす時間は、これと言ってする事もなく、いろんな事を空想することが多い。
今回は暗くなる前に降り始めた雨だったので、心地よい。
大きな木の下にあるテントには大粒の雨が降ってくる。
先ずは空から降ってきた雨を木の葉っぱが受け止め、葉っぱいっぱいに溜まったら、大粒の雫がテントのフライシートに落ちてくる。
テントの上には無数の葉っぱがあり、一枚一枚同じ事が繰り返されているので、テントに当たる雨音が、不規則にもリズム良くにも聴こえてくる。
しはし雨音に心奪われる。
やがて辺りも暗くなり始め、闇が支配しはじめた。
心地良かった昼間の雨から一変して、夜の雨は心ざわめく。
こんな雨の夜に訪問者が訪ねてきたら・・・なんて空想しながら。
起きているんだか、寝てるんだかよくわからない時間が、夜明けまで続く。

 

 

 

旅行中、聞いていた音楽

 

blur / PARKLIFE

Blind MelonBlind Melon

Blodie / Blodie Greatest Hits

相田翔子 / "Luz"

Lisa Ono / Nana

松任谷由美 / PEARL PIERCE

Rickie Lee Jones /  Pop Pop

Lamp / ゆめ

The La’sThe La’s

KIRINJI / 11

HOLGER CZUKAY / MOVIES

WHY@DOLLWHY@DOLL

Negicco /  Rice & Snow

 

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