帰省した際に持ってきたコーヒー碗皿。
6セットあった中、2セットだけ持ち帰り。
子どもの頃からあった物で、今は誰にも使われてなく、また活躍してもらいたいと思い、こちらへ連れてきた。
コーヒー碗の裏印を確認すると「Toyotoki」の文字。
「東洋陶器」、のちのTOTOの前身の製品の様です。
「Toyotoki」は、1962年から69年のわずか7年間しか生産されなかったらしい。
私が生まれた頃のもの。
若かりし日の母が来客用に買い求めたものだと思う。
昔からうつわが好きだった母の事を思い出され、懐かしい気持ちになる。
コーヒー碗の底の表面が、ひび割れた様に見える。
長い年月で表面の釉薬が変化しているのだろうか?
器を洗うと水分が染み込んでいたので、布巾ですぐに拭き取った。
なんだかノスタルジックなデザイン。
珈琲を注いだのは、とても久しぶりの事。
口触りは優しい感じ。
大切に使ってやりたいと思う。
ようこそ我が家へ。