朝から早起きをして、今日は何処へ行くやら思案中。
ベッドの中で2時間悩むも決めきれず。
キッチンへ行って、朝食の準備。
トーストしたパンにバターを塗って、オレンジとニンジンのラペを上から乗せる。
バナナをスライスしてヨーグルトをかけて蜂蜜を少し垂らす。
コーヒーを淹れて、音楽もかけず、野鳥の声が微かに聞こえる静かな部屋で食事を済ませた。
タイヤの空気圧を7BARに設定する。
ペダルを踏み込んで、目指すは手賀沼公園。
自転車は家を出た瞬間から楽しめるのがいい。
里川の土手沿いを走らせる。
手賀沼まで続く自動車は入れない細い道。
川沿いには釣り人たちの姿。
細く長いウキの僅かな沈みも見逃さない、繊細で静かな釣り。
私も興味はあるが、「鮒に始まり鮒に終わる」と言われる程の奥の深い世界。
下手に手を出すと深い沼に入りそうで、手が出せずにいる。
やがて手賀沼公園に到着し、木陰を見つけてベンチで過ごした。
風に揺れる木々の音、野鳥の声、風の匂い。
遠くに聞こえる子供たちの歓声。
このままずっとこうしていられたらどんなにしあわせだろうと、切に切に願う。
明日からの連勤を前に、気持ちが軽く拒否しているだけなのだが、明日は必ずやってくる。
さて、お昼も過ぎると腹も空いてくる。
先日から粉もんが欲しくて、どんなお好み焼きを作るか思案する。
やはり豚肉とキャベツと卵だけの、シンプルなお好み焼きか一番か?
そう思っていたら、本格的に腹も空いてきた。
明日の事など忘れて、家路を急ぐとする。