真夜中

すっかり目覚めてしまって、眠れなくなる。

こんな時は無駄に足掻いても一緒。

どうせ今日も休みだし。

コーヒーを淹れて、ソファに座って、リラックスする。

そして音楽を小さなボリュームで聴く。

今日の一枚は、鈴木祥子のデビュー15周年を記念して、2003年にリリースされたライヴ盤。

その3曲目。彼女の曲紹介から歌が始まる。 

 

「恋をしている状態って尋常ではない、普通ではない状態ですね。ドキドキしたり、ワクワクしたり、ときめいたり、無駄な揺れ動きがめちゃめちゃ多いですよね。それが醍醐味と言うか、面白さでもあるんですけど・・・。無駄に揺れ動いてる人の曲です。(笑)

そんな事言ったらねぇ、ロマンチックじゃないですよねぇ。(笑)」

 

 

ただの恋だから / 鈴木祥子

 

ただの恋だから ただの恋だから
そんなに深く考えることはないでしょう


近くにいると からだがふるえる
胸がいっぱいでもっと近くにいきたくて…

あなたの誠実さとか才能とかやさしさとか
そんなのこの際どーでもよくて
ただあいたくてたまらない

それはただの恋だから いつか覚めるでしょうだけど 病気のようにあたしは今日も眠れない


すてきな人だって たとえばやさしい人だって
誰かのことをかんがえることはあるけれど

あなたの笑った顔まじめな顔 髪のかんじ
そのゆびさきも声も肩の線も
ただ恋しくて さわりたい

あぁなんて平凡で なんて単純で
そんなに深くかんがえることはムダでしょう

ただの恋だから ただの恋だから
病気のようにあたしは今日も眠れない
呪いのように朝から何も食べられない 

そして天使のようにあなたになにも望まない

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確かに恋をしたら、感情の全てがそっちに持っていかれて、何かある度に一喜一憂して。

時には全機能が停止したりして。

でも上手く行ってる時は、それはそれは無敵な感じになって。

そして疲れ果てて。。

そんな気持ち、ずっとしていないなぁ・・・(笑)

でも時々、誰かに触れたり、ハグしたり。

誰でも人の体温を感じて、自分も生きている事を感じたくなるはず。

今はその様なコミュニケーションを否定されていて、ため息だけが漏れてくる感じ。

何が正解なのかまだわからないし、未来の事は誰にもわからない。

でも今、私たちは生きている。

そんな事考えてるうちに、辺りが明るくなってきて。

今朝は夜半からの雨が続いている。

台風の影響もあって、今日は終日雨になりそう。