朝日の中で

クッションカバーを子どもがプレゼントしてくれた。

最後にクッションの周りを縁取る柄の色を、選んで欲しいと言う。

昨晩子どもが家に来て、2時間ほど時間をかけて最後の仕上げをして渡してくれた。

事の始めは、今年の四月に長女の為に、クッションカバーを編んで彼女がプレゼントした事に始まる。

もらった本人が私に画像をLINEしてきて、それに一目惚れした私が、我が家にも欲しいとリクエストした。

時間がある時に少しづつ編んでくれて、昨晩我が家で仕上げてくれた。

私は今日が仕事明けだったので、不覚にも途中で寝落ちしてしまう。

目覚めた時はクッションが出来上がり、子どもが帰宅の準備をしている時だった。

寝ぼけたままお礼のお土産を手渡し、玄関先まで見送る。

私の為に来てくれたというのに、申し訳ない・・・。

睡眠を欲している身体は、またすぐに寝落ちしてしまった様だ。

 

一夜明けて、朝日を受けて明るくなった部屋の中、改めてクッションを眺めた。

とても素敵な仕上がり。

今、子どもとの関係がとても良い様に感じている。

 

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