ラジオを聴いていると時々心を鷲掴みされる様な、素敵な音楽に遭遇する。
昔は流れている曲が判らず、記憶の中のメロディを頼りに探し続けていたのが数年後に見つかったり、レコード屋さんで偶然再会したり。
今はスマホで調べたらすぐに判ってしまうのが、便利であり寂しくもある事。
今回購入したCDボックスはブロッサム・ディアリーが、イギリスのフォンタナ・レーベルに残した作品4タイトルと、未発表音源を収録した発掘盤2枚からなる6枚組。
ラジオで特集を組まれていたので、すぐに作品が判明した。
彼女のチャーミングでキュートなボーカルと演奏が、独特な温かみを感じさせる。
この作品にも音楽の神様が宿っているのだろう、当時の空気も音楽と一緒に録音された丁寧な音作り。
今回のボックスにも愛情たっぷりに作られているのが、手に取って伝わってくる。