釣り紀行

今日は一人で出かけるので、お昼からの遅い出発。

とてもいい天気で、すっかり春の陽気です。

ただ今から山越えする頂付近は雪でうっすら白くなってましたが。

車内のBGMはベートーベンの「第九」

やはり第四楽章がいい。気持ちが高揚してくるのを感じます。

そして音楽は一気にクライマックスへ。

そして辺りの景色も一気に銀世界へ。

エッ!!( ̄□ ̄;)!! (今月車検だったからタイヤ丸坊主のままなのに・・・)

なんとか峠を越すことが出来ました。

下界は春だからといって山をナメてました。

目的の川にも着き、去年目星を付けていたところから下りはじめましたが、思ったより急な斜面。

岩にしがみつきながら下りていくと、その先は深い淵になっていました。

そう、ここはこれ以上下りれないのです。

上がることも下がることも出来ずその場に固まっていると、なにやら下流の方から茶色い生き物がこちらに向かって泳いできます。

イノシシ!!( ̄□ ̄;)!! (でも猪って泳げたっけ・・・?)

どうやら鹿のようです。

深い淵の中を悠々と泳いでます。

そして何を思ったのか、動くことも出来ず固まっているくせにポケットから携帯を取り出して、鹿を写そうとしてる自分がいました。

しかし残念ながらこれ以上無理な姿勢は出来なかったので諦めましたが・・・。

鹿が私の真下を泳いで通った時、一瞬だけ目が合ったんだけど、なんだか動揺してる自分の心の中を見透かされたような気がした。

なんとか川まで下りて釣りの準備をしていると、今度は犬がどこからともなく現れ、こちらに向かって走ってくるではないか!

身構える私を横目に、その犬は川の水を飲んでやがて去って行った。

どうやら猟犬だったみたいだ。

それから釣りをはじめたが、疲れからひざはガクガクするし、気分は高ぶったまんま。

あえなく納竿となりました。

はぁ・・・今日は疲れた・・・。

釣り紀行の画像