1981年にリリースされた松任谷由実の12枚目のオリジナルアルバム「昨晩お会いしましょう」。
印象的なジャケットを手掛けたのはヒプノシスだ。
リリース当時、隣りの姉の部屋からよく聞こえていた。
今でも冬になると聴きたくなる一枚。
アルバムの一曲目「タワー・サイド・メモリー」は、神戸を舞台にした曲。
今回仕事で近くまで来たので、神戸の街を散策してみた。
昔からイメージしていたお洒落な街。
陽が沈んで、ポートタワーの展望台に登ってみた。
遠くに見えるはポートアイランド。
目の前に映るホテルオークラ神戸。
眼下に映るショッピングモールから、定期的に観光遊覧船が出ていく。
ポートタワーから見える神戸の街も当時からするとずいぶん変わっただろうけど、なんとなく神戸の街が持っている雰囲気は変わっていないような気がする。
ポートタワーを後にして、神戸の夜の街に出掛けた。
飲食店やスナックにクラブ、それにたくさんのバー。
歴史を感じさせるキャバレーの中に、粋な装いの初老の男性が見てとれた。
若い人たちは少ない大人の街。
古き良きものは、街の人たちが大切に守っているような気がした。
それにしてもバーが多い。
たくさんあるお店の中から、一軒を選んでドアを開いた。
カウンター隣りの、出勤前の同伴カップルの会話を肴に、酒を楽しんだ。
二杯目はバーテンダーに選んでもらったシングルモルトのウィスキー。
シングルモルト特有の強烈な個性が影を潜めた、甘く優雅な味わい。
こんな出会いがあるからバー通いは楽しい。
霧雨に誘われてタワーサイドに出れば
最終モノレールが東の空を流れ
あの娘は今も忘れないの
初めてここでキスした日
Kobe girl いちばん素敵な
Kobe girl きみだけを見てた
Kobe girl 彼のささやきを
全部くりかえす
甘くよりそう頃はよくここまでとばした
ポートピアも終わればただの夜に戻って
あの娘は急にはしゃぎ出すの
おしゃれしたのも悲しくって
Kobe girl あのときさらって
Kobe girl くれたらいいのに
Kobe girl ごめんねなんて、云って欲しくない
Kobe girl そばにいたいだけ
Kobe girl あのときさらって
Kobe girl くれたらいいのに
Kobe girl ごめんねなんて、云って欲しくない
Kobe girl 彼のささやきを全部くりかえす
Kobe girl あのときさらって
Kobe girl くれたらいいのに
Kobe girl ごめんねなんて、云って欲しくない