釣り紀行 其の二

午前7時過ぎに入渓。

風の匂いに本格的な春の訪れを感じます。

川の流れの中に入って、一投目のフライを飛ばす瞬間が一番気持ちいい。

何投目かに魚がフライに飛びつき、水面が割れた。

ロッドが大きくしなる。

下流へ逃げようとする魚を、なんとかランディングネットに収める。

体格のいい尺ヤマメでした。

こちらにやってきた友だちも続けてヒット。

これまた体格のいい尺物。

お互い顔を見合わせてニヤけていると、上の道路の方からなんだか声がする。

「今から試験的に発電所の水門を開きます。至急上流側に避難してください!」

水門より上流に行ってしばらくすると、凄い勢いで水が出てきた。

・・・。

声を掛けてもらってなかったら・・・。

あっという間に下流に流され、今頃は・・・( ̄◇ ̄|||)。

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