お口の恋人

いろいろな季節限定モノがあるけれど、寒くなるとスーパーマーケットで見かけるお酒入りのチョコレート、ラミーとバッカス

ラム酒に浸したラムレーズンのラミーと、本格コニャックが入ったバッカス

子どもの頃は、何で美味しいチョコレートの中にこんなもの入れるんだって思っていたが、今では寒くなると家にストックしている。

ラミーとバッカスの横に見知らぬパッケージのチョコレートを発見!

カルヴァドス

私の好きなカルヴァドス

カルヴァドスが入ったチョコレートがあったなんて!

知らなかった・・・。

勿論即購入。

御一人様2本まで。

明日も買いに行くかも・・・。

お口の恋人ロッテ

お口の恋人の画像

師走

寒さも一段と厳しい今日この頃。

朝から自転車で勇んで出掛けたのは良いが、あまりの寒さに早めの昼食へとお店に逃げ込んだ。

まだ早い時間なので、お客は自分だけ。

座敷に上がり、足を伸ばして上半身を膝に近づけてストレッチ。

身体が冷えきっていて、思うように身体が曲がらない。

温かいお茶をいただき、お店の本棚から一冊選んで食事が運ばれてくるまでパラパラとめくる。

アフリカに移住した著者の日常を綴った内容だった・・・(タイトルはなんだったかしらん?)

お茶のおかわりを注ぎにきてくれた女店主と、まだ時間があったのか、しばしの雑談。

意気投合し、会話は弾む。

若い頃観に行った氷河にとても感動したとか、生きているうちにキリマンジャロに登りたいとか、まぁそこで死ねたら最高ですよねぇ・・・(笑)とまぁ、他愛のない話し。

そのうち「お客さんて独身?」なんて聞いてこられる。

「いえいえ、私 妻帯者でございます!エッ!どうして?」

「いえねえ、うちの女性のお客さんに独身の方がいらして。話しをしているうちにお似合いなんじゃないかなぁ・・・なんて思ったりして(笑)」

「・・・(笑)」

夜は更けて来年のカレンダーを部屋に飾る。

今年の冬は暖かい日が多く、なんだか年の瀬って感じがしない。

ホントに正月はやってくるのだろうか・・・って感じもする。

せめて新年を迎える準備でもと、今年と同じイラストのカレンダーを部屋に飾る。

今年の年の瀬に楽しむお酒も準備できた。

先日近くの酒屋で抽選で当たったお酒。

焼酎は好きではなかったのだが、今年の夏旅先で樽詰めされた焼酎を飲んでから考えが変わった。

こちらも樽で熟成されたタイプのお酒。

美味しいに違いない。

年の瀬までもう少し。

師走の画像

師走の画像

師走の画像

八女にて

「なんだか八女って、いい感じの酒場が結構あるみたいですよ」仕事関係の人と話しをしていると、そう言われた。

そう言われると調査しない訳にはいかない。

とは言え、八女には駅が無いので酔ったまま電車へとはいかず、まずは昼間に町を探索する事に。

ルートを変えたとはいえ、先日行ったばかりの方向へまた向かうとは・・・。

八女はお茶の町のイメージが強かったが、昔ながらの商店、伝統工芸の工房など、古き良き町並みを自転車に乗って回った。

歴史を感じる白壁のお店にて遅い昼食。

以前は麹屋だった建物を改装されたとの事。

一番奥の個室に通された。

お昼の時間も過ぎていたので、他に客はいないようだ。

店内はピアノの音だけ鳴っている。

ちょっと落ち着かない。

八女にての画像

八女にての画像

八女にての画像

久留米にて

「絶対好きだと思う」と友だちに紹介された食堂。

向かい風に難儀したが、何とか目的のお店に。

お店の中に入るとタイムスリップしたかのよう。

昭和6年創業のお店だそうです。

土間に年季の入った木テーブル、ブルーのベロア生地のベンチシート。

木枠の窓に、手書きの短冊メニュー、そして大きな古時計

席に着くと、女将さんが年季の入ったアルマイトの急須と共に、お茶を持ってきてくれた。

「肉飯に玉子のせ、お吸い物を」

うん!確かに美味い!

久留米にての画像

久留米にての画像

居心地よさ

以前家族と一緒に行ったお店にまた行きたいんだが、場所がどうしても思い出せない。

家族に聞いてもあやふやな返事。

お店の名前も思い出せないし、それっぽい単語を並べて検索してもヒットせず。

何となくお店の場所の見当はつくので、ストリートビューであちこち探し回る事15分位、見つけた!

便利と思いながらも、複雑な気分。。

 

今日は自転車で一人で出掛ける。

自宅を早くに出ていたので、営業時間の11時には着いてしまった。

古民家を改装した店内は、自宅にいるような心地よさ。

メニューの中にカキ氷を発見。

シロップはブルーベリー・いちご・晩柑で、自家製シロップときている。

9月いっぱいの限定販売ときたら、食後にお願いするしかない。

店内の本棚を物色。

お昼までは時間があるし、店内は一人っきり。

食事が運ばれてくるまでは少し時間もあるし、畳の上だし、寝ころんで読みたい気分だけど、大人だしそうもいかない。

 

 

 

 

 

 

「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ

 

たっぷりと君に抱かれているようなグリンのセーター着て冬になる

 

「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日

 

 

俵万智 「サラダ記念日」より 1987年初版発行

 

 

 

居心地よさの画像

 

居心地よさの画像

 

居心地よさの画像

秋風

エアーコンディションを使うより、窓を開けて走らせるのが気持ちいい季節になった。

車で移動中、小さな港に寄り道。

堤防から釣り人が糸を垂れている。

猫は日向ぼっこをしている。

空はすっかり秋雲になっている。

運転席の窓を全開にして、助手席側は2/3ぐらい開けた。

涼しげな潮風が車内を流れる。

リクライニングシートを倒して、身体を倒し頭の後ろで腕を組む。

けだるい午後の昼下がり、少なくとも目に映る景色には仕事をしている人はいない。

こんな気持ちいい風が吹いているのに、仕事するなんてもったいない。

そう自分に言い聞かせて、休んでいる・・・。

 

夜は、部屋のドアを開け窓を開放し夜風を通す。

スツールに腰掛けて、ぼんやりとした時間。

個性の強いシングルモルトのお酒は美味しい。

しかしながら、私的には毎日飲むとなると飲みやすくて、美味しいお酒がいい。

それにお手頃価格も。

 

フロム・ザ・バレル

 

ニッカウヰスキーが作っているお酒。

ニッカらしい、丁寧な造り。

 

そんなフロム・ザ・バレルの価格が高騰している。

ボトルの中身が少なくなってきたので、馴染みの酒屋さんにいって驚いた。

いままでの倍以上の価格になっているのだ。

何故かと思い、ネットで調べてみる。

海外で評価されていて、今回受賞しているようだ。

そのうち価格も安定するだろうけど、それにしても・・・

最後の一杯を今晩いただいた。

 

 

 

 

秋風の画像

 

秋風の画像

Lazing on a sunny afternoon

子どもの頃の夏休みといえば、毎日がカブトムシ採りと、学校の町内プールにかき氷の3本立てだった。

プールで泳いだ後は、学校の裏門の近くにある駄菓子屋でかき氷を食べて、頭をキーンとさせていたものだ。

夏休み期間中、近所の友だちではなく、町内が違う友だちと会うのはこのような機会が無いとむずかしかった。

日焼けを自慢しあったり、お互いの近況を確認したり。

駄菓子屋は子どもの大事な社交場なのだ。

 

夏休みは小銭を握りしめてかき氷を食べに行くものと思っていたが、今ではそうでもないらしい・・・。

 

二学期が始まり、昼間は子どもの姿も見かけなくなった今日この頃、郊外にあるかき氷屋さんに立ち寄った。

小学校の近くにある、夏限定のお店。

メニューはカキ氷と、ソフトクリームとサイダー。

梅雨が終わる頃、お店の入口にソフトクリームのディスプレイが置かれたらオープンの知らせ。

秋も深まったらひっそりと休業される、そんなお店だ。

 

すっかり涼しくなり過ごしやすくなった午後の昼下がり、お店には誰もいなかった。

お店の奥に人が良さそうな初老の女性店主が佇んでいる。

今日はいちごミルクがけとサイダーを注文した。

練乳がけの氷が170円、サイダーは1本110円。

先日寄った時はたくさんの子どもでにぎやかだったお店も、今はとても静かでゆっくりと時間が流れている。

「今年の夏は暑かったから忙しかったでしょう」と尋ねると、「最近はそれほどでもないんですよ」との返事。

今の小学生は部活や塾で、忙しい日々を過ごしているらしい。

規則正しい毎日から解放されるはずの夏休みでさえ、好きなように過ごせないなんて(そう思って毎日を過ごしていたのは私を含め、一部の子どもだけだったかもしれないが・・・)なんだか不憫に思えてしまう。 

「それでも大きくなって都会に就職していった子どもたちが、帰郷した際にお店に寄ってくれて、懐かしい味って言ってくれると嬉しいんですよ」と仰っていた。

 

会話も途切れ、店内に再び静寂が訪れる。

店主は窓の外の遠くを眺めている。

私は目の前の赤く染まった氷を食べている。

お店の前には神社があって、とても立派なくすのきがある。

お店の近くはみどりがたくさんあるのに、蝉が全く鳴いていない。

夏は終わってしまったのだろうか…。

 

 

 

 

The Kinks / Sunny Afternoon

 

税務署のヤローが有り金ぜんぶ持ってちまった

ただっぴろい家に一人取り残されて

陽だまりの午後にまどろんでいる

どこに行くこともできない

あいつがなにもかも持ってちまった

この陽だまりの午後だけが俺のもの

 

救い出して! 引き上げてくれ、このどん詰まりから

うちにはでっぷりしたお袋がいて、俺をダメにしちゃうんだ

俺は楽しくやっていく

快適な生活を

真夏の陽だまりの午後にまどろみながら

 

 

 

 

 

 

 

Lazing on a sunny afternoonの画像