子どもの頃からそう。
翌日イベントがある時は、高揚してしまってすぐに寝付けない、早めに目覚めてしまう。
4時30分にセットしていたアラームも、3時半頃には目覚めてしまった。
朝食済ませたり、部屋を整えたりしていたら、いつの間にやら5時20分。
出発の時間だ。
通りまでバイクを押して、エンジンを目覚めさせて首都高から中央道へと順調に進む。
ヘルメットの中ではずっと音楽が流れている。
今は便利で快適な時代。
最初に選んだ音楽はDaft Punk。
しかしながらこの曇り空、太陽が顔を出さないので、寒くて仕方がない。
サービスエリアで休憩する度に、薄手の服をレイヤリングしていくのだが、それでも寒い。
(薄手といっても、間にダウンジャケットも身に付けているのだが・・・)
諏訪で高速道路を降りて、ビーナスラインに道を進める。
このルートは信州ツーリングのテッパンルートと言われているが、確かに走っていて気持ちいい。
そして故郷である阿蘇の景色にとても似ている。
最初の目的地である美ヶ原高原美術館に到着した頃は、体が完全に冷え切っていた。
施設の周りには雪も残っている。
とても屋外型美術館を楽しむ気持ちにならない。
館内にはいろんな芸術家の作品が販売されていて、その中に女性の顔の手のひらサイズのオブジェを見つけた。
瞬間気に入って購入。
部屋のどこに飾るか、妄想が止まらない。
山を降りて町に入った頃には、すっかり暖かくなっていた。
遅めの昼食を済ませ、宿探し。
バイクを駐車出来るかどうか確認の電話を入れて、予約。
ホテルまでもうすぐ。