読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

初夏のツーリング part.2

日記

前回とルートを変えて絶壁の湾岸道路を走った。

風は強いが、紺碧の海と青い空が美しい。

道はアップダウンを繰り返している。

軽いギアでクランクを回転させているあいだは、視線の先に青空だけが広がった。

身体に心地よい負荷がかかる。

トンネルが見えてきた。

もうじき下りに変わる。

トンネルを出た先の道は左にカーブしている。

左足のクランクは0時の状態に、右足は6時の状態にしてカーブに備えた。

左側に体重をかけて自転車を傾ける。

オートバイと同じように、アウトインアウトでコースを取ってコーナーを抜けていった。

昼過ぎには、先週訪れた美しい橋に着いた。

この美しい橋は、昼と夜では異なる姿を見せてくれる。

この橋は両サイドに無数にパネルを張ってあり、パネル一枚一枚に照明を当てる事で、夜になると橋自体が輝きだすのだ。

橋の先にある小さな島に今日の宿を予約した。

海水浴場の横にある民宿だ。

部屋は小さなテーブルとテレビがあるだけの簡素な作りだが、窓からの眺めは白い砂浜と海が目の前に広がっていて、気持ちいい。

窓を全開し、部屋のドアも開けて風を通した。

畳の上で昼寝をする。

足先からひざ先に、胸元から頬へ、潮の香りを連れた風が通っていく。

一眠りした後は、人が少ない砂浜を裸足で歩いた。

釣りをしている人がいる。

キスを狙っているそうだ。

それにしても裸足になって砂浜を歩くなんて、何年振りだろう。

新鮮な魚を中心とした美味しい夕食をいただいた後、お風呂を済ませた。

部屋に戻ってTシャツとショーツに着替え、エスパドリーユを履いてまた外に出掛けた。

自転車に乗って、夕刻を迎えた美しい橋を見に行く。

ビールをお店で買って橋のふもとのベンチに腰かけて、夜が訪れるのを待った。

初夏のツーリング part.2の画像

初夏のツーリング part.2の画像

初夏のツーリング part.2の画像