午前8時、シュラフの中で目を覚ます。
車外に出て、外の空気を胸いっぱい吸い込んだ。
今日は赤川荘のルートより、久住山の頂を目指す。
ほぼ直登りのこのルート、時間は結構掛かるんだけど、なんだか一番早く頂上に到着するような気がする。
今日はちょっと肌寒い。
確実に冬はやって来てるようだ。
目に写る木々も、赤や黄色に色づいている。
となりの山もずいぶん赤く染まってきた。
登っている時ずっと思っていたことだけど、ルートが規則的に階段状になっている。
いつの間にか整備されているみたい。
整備されている人には申し訳ないが、なんだかとても歩きにくい・・・。
前日の雨で枕木は濡れて滑りやすくなり、度重なる雨によって土が流され、平衡を保てずバランスを失っている。
このルートは下りでは使った事がないが、やはり今日も帰り道に使うには躊躇してしまう。
今まで登ってきた道を見たら、それは確信に変わった。
それでもさらに登っていくと、枕木にも工夫が感じられた。
整備されている人たちも、それは感じられていたのだろう。
こんな足場の悪い場所で作業されている人たちの仕事に文句つけてたら、バチが当たってしまうなぁ・・・。