午前7時30分。
登山口の駐車場に車を止めてドアを開けると、辺り一面野鳥の声が響きわたっていた。
自宅から1時間位のところに、こんな場所がある事が驚き。
今朝はちょっとだけ肌寒く、空気が澄んでいて気持ちがいい。
今回は縦走の予定。
登山口から最初のピークまでは5分で着いてしまった。
尾根をつたい、後2つのピークを目指す。
片道3時間ぐらい・・・、ゆっくり歩いていこうと思う。
よく整備された遊歩道を進み、2つ目のピークに到着。
ここから2時間弱、初めて歩く道はどのようになっているのか?
なだらかな尾根を想像していたが、予想に反してアップダウンがきつい。
一気に上っては、一気に下がる。
いったい何度繰り返しただろう?
まるでジェットコースの様な登山道。
最後のピークが近くに見え始めた頃、奈落の底に落ちる様な下りが見えた。
あぁ・・・ここをまた戻ってこなきゃいけない・・・
そう思ったらなんだかどうでもよくなってきて戻る事にした。
最初のピーク近くまで戻ってきて、「天然水の森」と書かれた方向へと進む。
どうやらこの道はサントリーが管理しているようだ。
驚いたのは道に敷き詰められたウッドチップ。
木の香りがとてもする。
フィットンチッド効果も期待出来るだろうか?
歩く感じも心地よい。
これだと雨の翌日にスニーカーを履いて歩いても、快適に過ごせるだろう。
それにしてもこのチップ、どこまで続いているのだろう?
この森の中には水も流れていて、地面から水がしみだすところや、水の流れが地中にもぐる(伏流)を確認する事が出来る。
「天然水の森」では林野庁の「法人の森林」制度のもと、豊かな森づくりをすすめているとの事。
契約期間は2003年から60年。
果たして2063年の地球はどうなっているんだろう・・・?