川に思う

今日は川辺川の支流である梶原川へ。

今年はよく雨が降っているのに水量が少ない。

何故に少ない?

かつて清流と言われた川辺川は今や濁りが酷く水が流れていないような場所もあり、昔の面影は無い。

重なる台風の被害で土砂崩れを起こし、多くの土砂が川に流れてきて川の形相を変えてしまった。

修復工事の名の下に川岸をコンクリートで固めてしまう。

かつてカヌーイストの野田知佑が川にすんでいる生き物で一番多いものは、と質問された際にユンボと答えていたがそれはここでも例外ではない。

大雨がその人工物をいとも簡単に流してしまう。

川底には大きな石ではなく、コンクリートの塊が入っている。

土砂崩れを起こした山は雨の度に更なる土砂を運んでいる。

緑のダムを持たない川は脆いものだ。

球磨川の最大の支流である川辺川は本流である球磨川の濁りを薄めてくれていたが、その役目も果たす事が出来なくなってきている。

ダムが出来てしまったら・・・。

説明するまでもないだろう。

川辺川ダム事業を考える

http://kawabegawa.jp/

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