一枚しか買わないと心に決めていたのに、以前買いそびれていた椎名林檎のシングルも購入。
あれほど一枚と決めていたのに・・・。
パルコの前を通ったら入り口で廃盤セールをやっている。
「もう買わないぞ!」とわき見もせず、交差点に行ったらちょうど信号が赤に・・・。
「信号待ちの間のちょっとだけ・・・」と好みのものを物色。
すると廃盤どころか、最近のも割引いて売ってある。
5分後は4枚ほど左手にしっかり握っていた。
この寒空にかかわらず、しばし左手に握られた4枚のCDを見つめて、そのうちの2枚だけを購入。
「なんて意志の弱い人間だ!」「なんてラッキーな日なんだ♪」って2匹の天使と悪魔が頭の上で騒いでいた。
何か始めても長続きしない私でも、去年から続いている音楽日記。
日記といってもその日に購入したCDや、新譜の発売日、友だちからお勧めのCDを聞いた時などに
書き留めているだけのもの。
ここ何年かCDを買う量が増えてきたので、無駄遣いをしないようにと付け始めたんだけど、結構役に立っている。
そもそも私は前から物の価値を、CDを基準として考えている節がある。
つまらない飲み会に参加した後は「ニルヴァーナのCDボックス買えばよかった・・・」
「この釣竿を我慢すればCDが20枚ぐらいは買える・・・」「宝くじにするか、CDにするか・・・」など。
CDを買う際も「買うだけの価値はある」と自分に言い聞かせてるのけど、勿論毎回満足する事はない。
一度きりしか聴いていない、それも最後まで聴いていない物がたくさんある。
だけど好きな作品が見つかると、もうその時点でお金では計ることの出来ない宝物となるのだ。
(一般的に名盤と言われているものを聴いたらつまらなかったり、駄作と言われているものが素晴らしかったりと、音楽とはそういったものだ。)
そして宝物を見つける為には、実際に購入して、ゆっくり自分の部屋で聴いてみないとわからないと、
自分に言い聞かせて、毎回レコード屋さんに行っているのだ。
勿論気に入ったCD以外は、三日もしたら買った事自体忘れてしまっている。
そんな時この日記が役に立つのだが。
無駄遣いしないように始めた事だけど、今じゃ「今月は思ったより買ってないから、まだいける・・・」、
「これ面白くなかったから、今度はあれを買わなくちゃ」など。
嗚呼、もうこれは依存症である。