ストーブの灯り

年も明け、ここ4日ほどはほとんど外に出る事もなく、一日を部屋の中で過ごした。

音楽を聴いたり、マンガを読んだり、料理をしたり。

夜になるとストーブを付けて、ゆらゆらと揺れる炎をあきることなく眺めていた。

 

冬の厳しい日にストーブを買った。

オークションで予算よりずいぶんと安く手に入れる事が出来た。

「そのまま使えます」と紹介してあったが、構造を知りたかった事とパーツを磨き上げたかったので、オーバーホールをおこなった。

今回手に入れたストーブはもう今は製造されておらず、消耗品である芯を除けばパーツは手に入りにくい。

製造は耐震装置が設置されている事からも、1980年代頃だろうか。

ストーブというより大きなランタン。

部屋の灯りを落とすと、ストーブの灯りが天井に映される。

 

 

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さよなら、2018年。こんにちは、2019年。

年越しに向けて帰省する。

今年は去年から快晴が続いて、気持ちがいい。

陽が射す窓際に座っていると、隣にいる猫の気持ちがよくわかる。

住み慣れた町を離れて一年も経っていないが、目に映る景色が少しづつ変わっている。

近所の神社の鳥居もつい先日、新しく建て直されたそうだ。

真新しい鳥居の柱を触ると、ツルツルして気持ちが良かった。

住み慣れた町に戻ってゆっくり出来るはずなのだか、なんだかしっくりこない。

年を越してそうそうに今住んでいる町に戻ってきてしまった。

部屋に入って窓を開けると、目に入る近くの鉄工所の大きな煙突の煙と、独特な匂い。

海の方から運ばれてくる風。

窓から部屋に入り込む光。

(あぁ、戻ってきたんだ・・・)

何だか安心した。

そう、私の生活はもうこっちの町にあるのだ。

実家に帰ってなんだか落ち着かなかったあの気持ちは、こういう事だったんだ。

 

こんにちは、2019年。

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小窓

夏場はキッチンに立つと、日差しが強くてずっと立っていられないほど。

光が入ってくるのはありがたいが、この暑さはどうにかしなくては・・・と思い、この小窓用のカーテンを探すが、気に入ったものが見つからない。

どうしてもカフェカーテンの様な商品になると、レースが多すぎてかわいすぎてしまう。

ずっと探していたら夏が終わっていた。

それから季節は冬になろうかというような頃、ようやく見つかった。

しかも300円と、超得値。

おもわず予備用にともう一枚。(2枚合わせても600円と、超お得)

しかしながらこの季節、直射日光が射す事もなく、この薄っぺらいカーテンが役に立つかは、来年の夏にならないと判らない。

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生地選び

ようやく、気に入ったソファーが見つかった。

次に困った事は、選べる生地が多すぎて決めきれない事。

小さな生地見本だと判りにくい為、お店の方に大きめの生地見本を出してもらい、ソファーの上にのせてみる。

やっぱり小さい生地見本を見た時と、感じが全然違う。

いろいろ悩んで、結局ピンク色を選んだ。

ピンクといってもツイード生地なので、落ち着いた色目になっている。

出来上がりは来年の1月末頃。

今から待ち遠しい。

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Typhoon

朝夕めっきり涼しくなってきたと思いきや、日中スクーターで出掛けると、思ったより暑い。

というか、蒸し暑い。

台風の影響だろうか。

午前10時、「灰とダイヤモンド」を鑑賞。

たぶんこの映画を見るのは初めて。

 

昼からは部屋に戻って、床に座り壁に上半身をあずけ、録画していた番組を何となく観て過ごした。

ソファを買う予定にしているが、なかなか色を決めきれないでいる。

沢山の生地の中から色を決められるのはうれしいが、選択肢が多すぎて決めきれないでいる。

ブルーにしようと考えていたが、ピンクの生地もいい感じでこちらでもいいのではと、考え直している。

いやいや、ベーシックなベージュ色の生地を選んだ方が無難だろうか・・・。

最近の一番の関心事はソファと照明。

そんなわけで、引っ越して半年過ぎても、夜は暗めの部屋で過ごし、床に座って食事をしている。

年内には部屋に欲しい。

台風が過ぎ去って青空が顔を出した空を、床に座って窓越しに見ていた。

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晩夏

 今年の夏も暑いけど、今日のこの時間は過ごしやすかった。

車を止めて、風を感じながら遠くを眺めていた。

 

 

 

 

ゆく夏に/名残る暑さは夕焼けを/吸って燃え立つ葉鶏頭/秋風の/心細さはコスモス

何もかも捨てたい恋があったのに/不安な夢があったのに/いつかしら時のどこかへ置き去り

空色は水色に/茜は紅に/やがて来る淋しい季節が恋人なの

 

荒井由実 「晩夏」

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