新年から風邪をひいて、なかなか熱が下がらない。
寝るのも飽きたので、ぶらぶらと過ごしてしているがしょせん部屋の中。
スマホの音楽ファイルを整理したり、撮り溜めていた番組を観たりするけれど、どれもこれもすぐに飽きてしまう。
去年購入していた革製品の保護クリームを思い出し、財布のメンテナンスを行った。
昔から日頃革製品のメンテナンスはミンクオイルばかりだったが、物によっては質感がすっかり変わってしまう。
今メインで使用している財布もミンクオイルを使うと、ステッチの色が濃くなって雰囲気が変わってしまう。
その事を購入したお店の方に相談したら、デリケートオイルを紹介してくれた。
ただ匂いかなりきついから気を付けるようにと言われていた。
お店にはいろんなメーカーの商品があったけど、アドバイス通りその場で開封し匂いを確認する勇気には私にはない(笑)。
その中にアボカドオイルを使った商品があった。
パッケージにはこう書いてある。
森のバターと称され、自然派・オーガニックコスメにも使われていアボカドから丁寧に抽油した「天然アボカドオイル」を主成分としています。アボカドオイルはべとつかず、皮革に深く浸透していきますので、乾燥した皮革の潤いを補給、硬化した皮革の柔軟性アップ、皮革の老化防止やハリを与える効果などに多用途にご使用いただけます。ジェル状で使いやすく、約97%が天然成分で作られているナチュラル志向のクリームです。
柔らかい布に少量のオイルを付けて、塗り込んでいった。
確かにミンクオイルの様に風合いが変わることはないようだ。
気になる匂いもない。
むしろ、ほのかに感じる爽やかな匂いが上品で好感が持てる。
ステッチの部分もしっかり塗っていった。
ステッチに塗り込むことによって、糸自体が保護され切れることを防げると聞いていた。
しばらくして新しい布で乾拭きしてやる。
角の部分とかカサカサになっていた部分にオイルが浸透し、飴色っぽくつやのある感じになっている。
ちょっと高価なオイルだったが、確かにそれだけの仕事はしてくれる商品だ。
こういった小物は手入れをした分だけ愛着を感じてしまう。